信用できない転職エージェントを見極めるには
「転職したい」という思いを持つ人にとって頼りになるのが転職エージェントです。
転職を希望する人と人材が欲しいという企業とを結びつけるのが転職エージェントの役割です。
転職への意識が変わる中、転職エージェントの数自体も増加の一途をたどっていますが、全てのサービスが良いということではなく、信用できないというエージェントも少なくありません。
その実態について詳細を見てみましょう。
目次
転職活動のパートナー選びは慎重に
人生を大きく左右することもあり得る転職
転職エージェントといえば、転職活動をする人にとっては欠かすことができない存在といえるでしょう。
日本でも近年では転職すること自体に抵抗感を示す人も少なくなるばかりか、むしろ好意的に受け止めるような流れも見られます。
しかしながら、全ての転職エージェントが優れているというわけでは決してありませんので注意も必要です。
利用者にとってみれば、信用できないという転職エージェントも中にはあるはずですので、そのような転職エージェントとは付き合わない方が無難です。
転職といえば、人生における重要なターニングポイントといっても決して過言ではありません。
その後の人生を大きく左右することにもなりかねないだけに、そのパートナー選びも大切です。
どれだけ多くの成功を導き出せるか
では一体、信用できない転職エージェントとはどのようなエージェントなのかということを見ておくことも重要です。
転職自体への抵抗感が徐々に薄れてきている日本でも、転職エージェントの数が急速に増えているという現状もあります。
そもそも、転職エージェントとは、転職をしたいという人と人材を求める企業との間を取り持つサービスです。
どれだけ、転職希望者の適性や特徴にマッチする企業を見つけて紹介することができるかが、転職エージェントに求められることといえるのではないでしょうか。
転職先を求める転職希望者と人材が欲しい企業とを結びつけることが転職エージェントに課せられた使命です。
スケールメリットだけで決めつけるのはダメ
転職エージェントの良し悪しは、あくまでもそれぞれのエージェントの仕事の精度やクオリティで決めることが重要です。
間違っても、会社としての規模の大きさやスケールメリットだけで判断することは良くありません。
実際に転職エージェントの数は実に多くあります。
既に株式を上場しているような大企業もあれば、少ない従業員数で運営しているような小規模の転職エージェントも少なくありません。
なんとなく小規模の転職エージェントには、優良な求人がないなどとイメージを持つかもしれませんが決してそのようなことはなく、多くの成功事例を導き出しているのも事実です。
これから転職活動を考えている人は、会社の規模だけで転職エージェントを選ぶのは避けるべきといえるでしょう。
問われるキャリアアドバイザーの資質
極端に経験が不足するキャリアアドバイザー
信用できない転職エージェントの特徴として挙げられるのが、キャリアアドバイザーの経験値が不足しているということです。
キャリアアドバイザーとは、転職希望者の専任担当者として、さまざまな面倒をみる人です。
転職エージェントの良し悪しを決める存在といっても決して言い過ぎではありません。
評判や口コミの良い転職エージェントには優秀なキャリアアドバイザーが多く在籍しているという傾向もあります。
そんなキャリアアドバイザーですが、特別なスキルや資格がなくても、務めることは可能です。
そのため、転職エージェントによっては、新人社員や極端に経験の少ない社員でもキャリアアドバイザーに抜擢するケースも少なくありません。
しかしながら、経験が不足していれば、キャリアアドバイザーという大役を務めることは到底難しいと言わざるを得ません。
そのため、転職希望者の求めやリクエストに応えることは難しくなります。
連絡がつかないのは致命的な結果にもつながる
連絡がつきにくいという転職エージェントも信用できないと言わざるを得ないでしょう。
転職希望者にとっては、登録している転職エージェントからの最新情報などが気になるのは当然です。
自らが希望している企業などの情報があれば、いち早く入手したいと思うのではないでしょうか。
にもかかわらず、連絡がなかなか取れないという転職エージェントであれば、注意が必要かもしれません。
メール送信や電話連絡をしても一日以上連絡が来ないという場合には、キャリアアドバイザーの変更を申し出ることも必要です。
このようなキャリアアドバイザーのもとでは、せっかくの内定のチャンスも逃すことにつながりかねません。
転職を成功させるためにも、きっちりとした対応をしてくれる転職エージェントを見つけるべきです。
転職希望者のことを第一に考えてくれるか
転職希望者が予め、希望した内容とは異なる求人ばかりを提案してくるような転職エージェントにも注意が必要です。
キャリアアドバイザーにとっては、一人でも多くの転職者を企業に紹介することで、報奨金や報酬が得られるため、必死になります。
そのため、転職希望者に希望する内容とは異なる求人でも勧めてくることは往々にしてあるものです。
このような場合でも、安易に妥協することは禁物です。
目標やノルマに追われるキャリアアドバイザーにとっては、嬉しいかもしれませんが、最も重要なのは、実際に転職する人の意向です。
キャリアアドバイザーに勧められるがままに転職しても、直ぐに辞めてしまえば元も子もありません。
信じられない言動も
連絡方法が電話だけ？
転職エージェントとのやり取りでは、メールや電話、通知などの複数の通信手段がありますが、電話だけで済まそうとする転職エージェントにも注意が必要です。
「電話なら明確な証拠が残らない」ということをいいことに、いい加減な対応に終始する転職エージェントもあります。
転職活動をする人の多くは、現職を続けながらの活動のため、昼間の時間帯は電話対応が難しいというのが現実ではないでしょうか。
にもかかわらず、電話のみの対応という転職エージェントであれば、早めに縁を切ることも考えるべきです。
メールを打つのが面倒くさいなどというのであれば、言語道断と言わざるを得ません。
結論を直ぐに欲しがるのも要注意
とにかく結論を急がせるという転職エージェントも信用の置けないエージェントと考えるべきでしょう。
「先方が急いでいるので直ぐに決めてください」などと執拗に迫るようなキャリアアドバイザーがいれば、直ぐに変更してもらった方が無難です。
転職は、その後の人生をも変えてしまうほどの一大事ですので、じっくりと考えることが必要です。
キャリアアドバイザーや転職エージェントの売上や成績のために自らの大事な決断をすることはありません。
万一、結論を迫られた場合には、遠慮せずに時間の猶予を申し出るべきです。
それが無理というのなら、思い切って諦めることも必要です。
知らない間に応募される！
転職希望者の許可もないまま、勝手に企業に応募してしまうという転職エージェントも散見されます。
このような事態が生じた場合には、速やかに関係を断ち切ることも考えましょう。
転職エージェントとしては、少しでも売上を伸ばすためとして、このようなことをしているのだと思われますが、転職エージェントとはあり得ない言動といえるのではないでしょうか。
もはや、信用できないというレベルを超越しています。
言うことがコロコロ変わる
キャリアアドバイザーとしての資質に欠けていると言わざるを得ないのが、言うことがコロコロ変わるということです。
このような人の場合には、元々、キャリアアドバイザーを務めるには相応しくないというのが正解かもしれません。
人生の重要な局面である転職活動のサポートやフォローを任せるのは不安で仕方がないというのが正直なところです。
このようなキャリアアドバイザーは、紹介先の企業とのやりとりの際にも言うことが二転三転するのではないかという不安も覚えます。
キャリアアドバイザーとしてだけでなく、人間性にも問題があるといえます。
養っておきたい判断力！自らの将来のために
転職希望者を全面的に支援するのが転職エージェント
年功序列や終身雇用制の崩壊という時代の流れもあり、転職を好意的に受け止める動きも活発になってきました。
現職に何らかの不満を持つことで、転職して新たなスタートを目指すということも決して悪くはありません。
現職をしながらの転職活動を余儀なくされる人にとっては、転職エージェントに登録することで、さまざまなサポートやフォローを受けることが可能です。
転職エージェントの良し悪しを決めるのは、あくまでもどれだけ、転職希望者にとって有意義な情報を提供してくれるかどうかであり、そのような視点に立って選択することが求められます。
経験不足が否めないキャリアアドバイザー
転職エージェントには、キャリアアドバイザーがおり、転職希望者の活動を全面的に支えています。
信用できないという転職エージェントの特徴として、キャリアアドバイザーの経験が著しく不足しているケースも少なくありません。
特段の資格やスキルがなくても、務めることができるだけに、このような事態が生じることも不思議ではありません。
また、連絡がつきにくいという転職エージェントにも全幅の信頼を寄せるのは難しいといえるでしょう。
メールや電話で一日以上連絡がつかないようなエージェントは要注意です。
きっちりと見極めたい転職エージェントの良し悪し
転職エージェントやキャリアアドバイザーにとっては、一人でも多くの転職希望者を企業に送り込むことが求められます。
紹介することで、紹介料や報酬を得ることができるのです。
しかしながら、そのために転職希望者に結論を迫ったり、希望以外の職種を勧めたりなどの行為をすることは言語道断と言わざるを得ません。
転職エージェントとして信用できないという次元は超えているともいえるのではないでしょうか。
信用できない転職エージェントだとわかった場合には、早めに縁を切ることも必要です。