将来性のない会社の特徴9選!?転職活動・新卒の就職活動で失敗したくない方必見!客観的に慎重に見極めるようにしよう。
突然ですが、皆さんは会社に就職する上でどの基準を最も大切にしているでしょうか?
お給料・業務内容・社員の方々の雰囲気などなど、基準となるポイントはたくさんありますが、その会社の将来性というのも考慮すべき大切なポイントですよね。
転職活動や新卒の就職活動を行っていく中で、たくさんの企業に出会うことになるとは思いますが、皆さんはその企業、会社の将来性を見極めることができているでしょうか。
将来性のない会社というのには共通して特徴があります。
今回はその共通する特徴をお伝えしますので、ポイントをおさえて失敗しない転職・就職活動にしましょう!
もちろん、現在働いている会社に将来性があるかどうかの基準にもなりますので、職場に不安を感じている方も是非参考にしてみてください。
目次
将来性のない会社の特徴9選
それでは始めに将来性のない会社の特徴を9つご紹介します。
ご自身の働く会社が当てはまっていないか、これから働くことを考えている会社が当てはまっていないか参考にしてみてくださいね。
1.長時間残業の顕在化
長時間の残業が普段から当たり前になっていて、何ならそれを望ましいこととしている会社には将来性はないでしょう。
働き方改革の推進が望まれる今の時代に、残業したらした分だけ偉い事かのような風潮は時代錯誤もいいところです。
もちろん日々の業務をこなしていくうえで多少の残業は必要になるかもしれませんが、規定の時間内に効率よく仕事をこなして、結果を出すような人が評価される体制であるべきです。
2.パワハラ・セクハラの容認
パワハラ・セクハラが容認されているという特徴が当てはまる会社も間違いなく将来性がないと考えてよいでしょう。
社員を大切に扱っている会社であればこのような問題が起こるはずがありません。
特に昔の考え方の人で、上司の言うことは絶対のようなスタンスをとるような人には要注意です。
将来性のある会社は会社全体にセクハラ・パワハラといったような問題を一切許さないという正しい空気感があるものです。
3.離職率が高い
離職率が高いということも将来性がない会社の特徴に当てはまります。
人がたくさん辞めてしまうということは、つまりその分何か問題を抱えているということです。
その問題が何なのかは会社によって異なってくるとは思いますが、少なくとも、人が辞めてかないような対策を行わず、人手が足りなくなったら新しい人材を採用する、というような社員を使い捨ての駒のように考えている会社に将来性はないでしょう。
4.経理担当の職員の離職
上の項目で離職率が高いことは将来性のない会社の特徴であるとお伝えしましたが、その中でも特に経理担当の職員の離職率には注意してみてください。
経理担当者というのは当然ですが、会社のお金に関わる部分を担っています。
そのお金に関わる職員の離職率が高いということは、そのお金の部分に問題があるかもしれないということを示唆しています。
会社の将来性を語る上で、やはり業績は重要になりますので、特に経理担当の職員の離職率は注意しましょう
5.設備・備品の質が悪い
次は会社の設備や備品の質が著しく悪いという特徴です。
歴史の長い会社だとオフィスや、デスク周りが古くなってきた、ということは多々あると思います。
しかし、例えば使い物にならないようなパソコンをいまだに使っているだとか、最悪、工場内で社員の命に関わるような備品の管理を乱雑に行っているような場合は社員のことを大切に考えていない証拠だと言えます。
6.極度のコストカット
次は極度のコストカットを強いるという特徴です。
会社や社員のために不要なコストを洗い出してコストカットを試みるということは素晴らしいことです。
しかし一方で、社員に苦痛を強いるような無理なコストカットや、会社が成長していくための投資の部分のコストカットを行うようであれば気を付けなければなりません。
そのような会社は目先の、その場しのぎの結果だけを求めているので、将来性という点はないと考えてよいでしょう。
7.管理職が仕事をしない
次は管理職という立場の社員があまり働かないという特徴です。
肩書だけ立派で、実態は部下に仕事を押し付けてデスクでスマホをいじっているような上司がいる場合は気を付けましょう。
成長を続ける会社というのは管理職のようなポジションにいる社員が活き活きと働いているものです。
8.同族経営・オーナー経営
次は同族経営やオーナー経営という経営形態であるという特徴です。
この特徴に関しては一概には言えず、同族経営・オーナー経営であっても素晴らしい会社・将来性のある会社というのはたくさんあります。
しかし、少し問題を抱えやすいという傾向があるということも否定できません。
同族経営であれば、どうしても身内を贔屓してしまったり、逆に身内同士での問題を職場に持ち込んでしまったりといった問題が考えられます。
オーナー経営であれば、ワンマン経営で実際に働いている社員には何も還元されないといった危険性も考えられます。
転職先や就職先がこの特徴が当てはまるようであれば、すこし注意する必要があります。
9.子会社
次の特徴は子会社です。
この特徴に関しても一概に将来性がないとは言えないです。
子会社であっても成長を続けている会社はたくさんあります。
ただ、子会社の社長や役員には親会社からの出向者や関連会社の社員が就任することも多く、実際に働く社員は出世に限界があるためモチベーションが上がらないという傾向は考えられます。
あくまで親会社あっての子会社ですので、将来性というポイントでは不安が残ります。
特徴を押さえたうえで将来性を見極めるためのポイント
ここまで将来性のない会社の特徴をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
もちろんまったく当てはまらなかった方もいらっしゃると思います。
そのような方は今の会社、もしくはこれから入社する会社で頑張っていくと良いかもしれません。
しかし逆に、特徴が当てはまるため不安になってしまった、という方もいらっしゃるかと思います。
実際に将来性のない会社というのは上の項目でお伝えしたような特徴が複数当てはまるものです。
ただ、何個の特徴が当てはまったから、その会社は将来性がないといったようにはっきりと線引きできるようなものではないです。
それでは結局、将来性があるかどうかわからないじゃないか、という方もいらっしゃるかもしれません。
残念ながらその通りで、少し無責任なように聞こえるかもしれませんが、本当に将来性がある会社、もしくは将来性がない会社というのは誰にも分りません。
もちろん、先に挙げた特徴というのは参考になるものではありますが、将来性を保証するものではありません。
最終的には皆さん一人一人が判断する必要があるのです。
だからといって、自分で判断しろ!と突き放すのはあまりにも無責任ですので、ここからは判断する際に助けとなるような、将来性のない会社かどうかを見極めるために大切にして欲しいポイントをお伝えしていきます。
業績が悪化しているかどうか
将来性を判断する上で業績はかならず参考にするようにしましょう。
ただ、注意して欲しいのは業績が下がっているからダメな会社だということではありません。
大切なのは長期的な業績で判断するということです。
何年間、何十年間も業績が下がり続けているようであれば将来性はないかもしれません。
ただ、ずっと業績の良かった会社がここ数年伸び悩み、少し下がってきているだけという可能性もあります。
そのような場合はこれから業績を盛り返す可能性は大いにありますから、業績によって判断するにしても、長期的な目で判断するようにしましょう。
斜陽産業であるかどうか
近年は急速にIT化が進み、近いうちにAI(人工知能)に多くの仕事が奪われてしまうのではないかなんて世間で騒がれていますよね。
ITによる影響に限らずですが、その産業自体に今後需要が減っていくという場合があります。
いわゆる斜陽産業というものです。
近年では印刷業界・出版業界・マスコミ業界などが斜陽産業と言われています。
このような斜陽産業である場合、将来性が低いと言えるかもしれません。
時代錯誤的な考え方が残っているかどうか
今、時代は国民一人一人が働きやすいようにしようという流れにあります。
この考え方は素晴らしく、多く会社が多様な働き方を認めたり、社員が働きやすいように会社全体で取り組んだりしています。
しかし、残念なことに今でも古い考えの会社は残っています。
古い考えというのは、例えば女性は社員のお茶を淹れなくてはならない、であるとか、上司の言うことは絶対で、たとえその指示が理不尽なものであったとしても必ず聞き入れないとならない、といったようなものです。
このような考え方が会社全体の雰囲気として存在するかどうか注意しましょう。
社員を大切にしているかどうか
成長する会社というのは社員を大切にします。
なぜなら結果として、社員も会社に対する愛着がわき、さらに業務に対するモチベーションが上がることを知っているからです。
そしてそれが会社の成長、将来性へと繋がっていきます。
逆に、新入社員の扱いが雑であったり、給与形態が不透明であったりと社員の存在を軽視していると感じ取れる場合注意しましょう。
従業員の質はどうか
会社を知るためには、そこで実際に働く従業員の質も大切なポイントとなります。
どうしても、やる気のない人の周りにはやる気のない人が、ネガティブな人の周りにはネガティブな人がといったように同じようなタイプの人が集まる傾向にあります。
これは会社についても同様で、将来性のない会社には質の悪い従業員が集まるものです。
ただ、このポイントは見極めるのが非常に難しいです。
実際に入社してみないと分からないことも多いとは思いますが、面接の際の対応や、社員の方と話す機会があればそのタイミングで様子を探るようにしましょう。
この時に意外と馬鹿に出来ないのが皆さんの直感です。
特に理由は見当たらないけれど何か嫌だなと感じるようであれば、その直感は信じても良いでしょう。
その気持ちを無視して入社してから後悔しても遅いです。
現在の職場に特徴が当てはまると感じた方はどうすればいいか?
この記事にたどり着いた方には現在の会社に不安を感じていて調べてきたという方がいらっしゃるかもしれません。
そして今回多くの特徴に当てはまることがわかってしまったという方もいらっしゃるかもしれません。
ではそのような場合はどうしたらよいのか。
今の会社で働き続けて良いのか、それとも別の可能性を探った方が良いのか。
その辺りを最後にお伝えしていきます。
転職という選択肢は有りだが、判断は客観的に慎重に
不安を感じてしまった、もうこの会社で働くのが不安だ、というかたは転職を考えるのもいいでしょう。
一度感じてしまった不安はなかなか消えるものではないですし、精神衛生上もよろしくないですよね。
将来性を見極めたうえで、新しい環境に飛び込むというのはとてもいいことだと思います。
ただ、1つお伝えしたいのは慎重に考えたうえで現在の会社を辞めることを選択してほしいということです。
先ほどもお伝えしましたが、本当に将来性のない会社というのは誰にもわかりません。
さらに言うと、社員の一人が見ている会社の未来と実際に経営している立場の人が見ている会社の未来は全くの別物です。
ですので、同じ職場の人の意見や会社とは全く関係のない人の意見など客観的に判断できる情報を参考にして慎重に判断するようにしましょう。
ただ、始めにお伝えした特徴の中でも、長時間の残業やセクハラ・パワハラといった明らかな問題がある場合は転職した方が良いでしょう。
転職するならエージェントを活用しよう
今回、この記事を読んで転職したいと感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方は是非とも転職エージェントを活用するようにしましょう。
一番大きなメリットは相談できることにあります。
現在の職場が客観的に見てどうなのか意見を貰うこともできますし、転職に踏み切る際も環境の良い将来性のある会社を希望していると相談することができます。
他にも面接の練習や、書類の添削をしてもらえる場合もあり、たくさんのサポートを受けることができます。
まとめ
今回は将来性のない会社の特徴と見極めるためのポイントをお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか。
不安になった方や、逆に安心したという方もいらっしゃるとは思いますが、大切なのは客観的に、そして慎重に会社の将来性を判断するということです。
現在既に働いている方はもちろん、転職活動中や就職活動中の方も後悔しないために会社の将来性を判断するための参考にしてみてくださいね。